丹羽先生

大好きで信頼していて、私の大事な大事な恩人。
突然亡くなった。
働きすぎたったと思う。
どれだけ診察をまたされても、朝から夕方5時までかかった日もあったけれど、先生と話せば納得できた。どんな些細な悩みも話せたし、先生の愚痴も診察中に沢山聞いた。

初めて先生に診察してもらってから8年。子供無理かもよ。このままほっといたら…
と言われてからずっと先生について行った。


イギリス行きも病気のことがあるのでやめようと思ったことも。
しかし、先生が後押し。
後悔するぐらいなら行ってこい。
その代わり体調悪くなったらすぐ帰国すること。
薬は毎日飲むこと。
心配になったらメールすること。
現地の先生も紹介してくれた。
全てにおいて万全に安心して行けるようにしてくれた先生。


帰国してからも、何度も早く子供作ってしまえ〜楽になるから(笑)とよく冗談で言われた。


結婚が決まった時も、よくやったなあ!
んじゃ、すぐ子供作れよー(笑)


って言われてから半年、本当に出来た!!
あきらめてた赤ちゃんが。
先生の下で治療してきて本当によかったと泣いた。自分が頑張ってきたかいがあった。諦めなくてよかったと思った。


帝王切開が決まった日も、まあ腹くくれ〜。どっちみち痛いし。俺がやるんだから大丈夫だあ。
と私を安心させてくれた。
きぃさんが生まれる日。緊急オペになり、私の顔見るなり、せっかく息子と今から餃子食べようと思ったのに…
と第一声。
そりゃもうオペとは思えないほどの楽しい笑いの耐えないオペでした。

先生は約束通りキレイな小さな縫い口できぃさんを取り出しました。
次の日病室に来て、お前のせいでまた寝れずだぞ。と行って少し横になっていった先生。


後はガン検診だな。
と先生。
今思うと沢山の会話が思い出されます。

当然二人目も先生でしょ。


と思ってた矢先のことでした。


先生に感謝している患者さんは沢山沢山いるはずです。

先生ありがとう。
先生がいなければ今の自分はいません。
最後まで患者さんのことを考えて亡くなっていったことでしょう。
51年という短い生涯でしたが、これからはゆっくり休んで下さい。
お別れしにいったら涙が止まらないので、先生が作ってくれた大事な命。きぃさんを大事にしてゆきます。
さようなら。